スタッフを募集しております
ホームブログ食事は愛情そのもの

食事は愛情そのもの

副院長中山です。

猛暑が続いておりますが
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
熱射病で搬送される方も増えているので、
水分補給などをしっかりされてくださいね。

今回のブログは、夏休みに近づいてきたので、
子供の虫歯と生活習慣の関係についてお話ししたいと思います。

当院は、数年前から保育園のお子様を対象に
送迎付きの予防治療虫歯治療に取り組んでいます。
その結果、虫歯は減り、お子様の口腔環境は劇的に改善されました。

一方で、小学生のお子様の場合は
保護者さまに連れてきていただくことが前提のため、
ご来院いただかなければ、治療もできない、指導もできない、改善もできません。

5月と6月に、桜山保育園小学校の検診に行ったのですが、
昨年の検診に比べて、虫歯のお子様が増えていました。
一部ではありますが、歯が崩壊しているような大きな虫歯のケースもあり、
全身の発育にも不安を感じるようなお子様もいらっしゃったことに、
歯科医として大きなショックを受けました。

虫歯の治療ももちろん大切ですが、
口腔内が健康で、しっかり噛んで栄養を摂取できることは
成長期の身体と心の発育に欠かせません。

養護の先生におうかがいしたところ、
医療券をお出ししても治療に行かれているお子様は毎年半分程度とのことでした。
この状況に不安を感じたこともあり、校長先生とお話をして
当院がPTA様、保険委員会様とも連携して試みを進めることが決まりました。

ご家庭の事情も様々で、
お仕事がお忙しい親御様もいらっしゃることと思いますが、
お子様に元気でいてほしい、素敵な大人になってほしい、
という親が子を想う気持ちは変わりません。

この新たな取組で、
食事が身体と心の発育に欠かせない
親からの大切な「愛情」であることを
少しでも多くの方にお伝えしていきたい思います。